国 常 立 尊(くにとこだちのみこと)

 国常立尊は、国土に恒久に留まっておられる神の意で、史書『日本書紀』の最初に出てくる神様です。そのため、当社の神号「足尾神社」の上に「日本最初」を冠するならわしがあります。国土の根源の神で、全ての物事の根源を司る神として広く尊崇されております。

面 足 尊(おもだるのみこと)

面足尊は『古事記』には「於母侘流神」と見える神です。顔・かたちが整い、手足その他も完備した神の意で、人間の身体の完備したことを神格化したものです。手足の痛み・病気を消除させる霊力を備えておられるのはこの神です。 

惶 根 尊(かしこねのみこと)

惶根尊は、面足尊と配祀される女神で、人間の意識の発生を神格化して尊称したものです。いよいよ天地も神(人間)の姿も完備したので、それを意識し、「かしこ」と褒め諾えたことを表す神です。身体・手足の保全とともに精神の健康を司る霊力を備えておられます。 

以上、三柱の大神等をお祀りしてあります。